BTG『大陸西遊記』～ドイツ連邦共和国　バイエルン州　ヴュルツブルク市～

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訪問日：2014年2月中旬『大陸西遊記』～

ドイツ　ヴュルツブルク市　～　市内人口 12.5万人、一人当たり GDP 41,000 USD（全国）

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　▼ マリエンベルク要塞
　▼ スウェーデン軍の侵攻で落城したマリエンベルク要塞
　▼ 国際化とは。。。ドイツに学ぶべきこと

鉄道でヴュルツブルクに到着すると、路面電車を横目に、カイザー通りを直進する。
到着日は、ここの旧市街地内にあるドルトムンダーホーフ・ホテルに宿泊した（朝食付）。古い民家に改修が施されたホテルだった。夜は近くの中華レストランで食べた。

ヴュルツブルク

翌朝にアルテ・マイン橋を通って、マリエンベルク要塞へ向かう。上写真。
マイン川の対岸に到着すると、当初、どこから城塞へ登るのか分からなかったが、狭い路地を通り抜けて、北側より城塞に至る登山口を発見できた。いちおう、登山口に簡単な城門もあった。

ヴュルツブルク

城塞の中庭には、深さ 105 mもある井戸があり、城塞の住人らが水浴びするための泉などが保存されていた。
また、中央部にはマシクリ塔がそびえたつ（1724年建造）。上写真の中央部。

ヴュルツブルク

城塞の東面から旧市街地を臨む（下写真）。

ヴュルツブルク

要塞下には、なだらかなブドウ畑が広がる（下写真）。

ヴュルツブルク

なお、このマリエンベルク要塞は、ドイツ三十年戦争（1618～1648年）の際、スウェーデン軍の攻撃により陥落している（1631年10月18日～1634年）。
当時、ドイツは長期間の戦乱と疫病、魔女狩りの流行で、全土が疲弊しており、スウェーデン軍の猛威の前になす術もなかったという。下地図内の青色ラインが、スウェーデン軍の侵攻ルートを示す。ヴュルツブルクは中国語では、「維尔茨堡」と記されている。

また、第二次世界大戦末期の 1945年5月16日、イギリス軍により空爆され、旧市街地の 9割以上が破壊されたという。

城塞見学後、そのまま鉄道駅へ移動し、さらに南のオーストリアへ向けて出発した（毎週金曜日にはバイエルン・チケットという乗り放題乗車券で、バイエルン州内の鉄道が使える。南のオーストリア・ザルツブルクまで使用可）。

ヴュルツブルク

ヴュルツブルク中央駅の売店では、世界中の新聞が売られていた。中国語、英語、フランス語、トルコ語、ロシア語。。。上写真。その中に、日本語の新聞を発見！朝日新聞だった（3.8 EUR）。ちゃんと当日付の最新版であった。ドイツはこうした地方都市でも、日常的に国際化のための環境が整っていることに驚いた。