コロナ禍を機にセミリタイアし、現在は育児の傍ら、
仙術の修行に励む。本人は先走って「中之島仙人」を号する。
座右の銘は、「鶏口となるも牛後となるなかれ( It's better to be a big fish in a little pond than a little fish in a big pond)」、
「継続は力なり(Continuity is the father of success)」。
それら「歴史現場」へは、意識的・無意識的にせよ、足を運ぶ人々はこれまでも数多く存在したと思います。しかし、それらの知見や体験を記録化し、後世へ残す
作業を行った人たちはごく少数でした。現代では IT技術の普及により、写真、音声、画像、動画などで
瞬時に記録化し、世界中へ発信することが可能となっていますが、昭和以前の時代にあっては、
わざわざ文字に残す作業は非常に困難で、一大行事だったわけです。マルコ・ポーロ(1254?~1324年)の
アジア諸国滞在中の体験談をまとめた『東方見聞録( The Travels of Marco Polo )』が有名ですが、実際、それより以前にも
東アジアを往来したヨーロッパ&中東系商人や船乗りたちはもっとたくさんいたはずで、『”日本”という黄金の国がある』という
話も知っている人はいたことでしょう。しかし、史書や記録に残すことなく、せいぜい周囲の人間に
話して聞かせるぐらいに終始し、後世の多くの人々に何らの影響も残さずに散っていった貴重な
体験談や情報は、この歴史上に、どれほどの数、埋まっていることでしょうか?
筆者は上記の教訓を活かしつつ、未だ日本人が知らない「眠れる歴史秘宝」、
その中でも「城郭都市」にスポットライトを
当てて、旅路の中での体験談、地元で得た情報やアイデアなどを編集し、
本サイト『大陸西遊記( Journey to the West of Zipangu )』を上梓する次第であります。